暖かい日が続き、紅葉期間が長く続きましたが、それもそろそろ終わりに近づきました。
庭のまわりのモミジは今が真っ盛り。先日の雨でも落葉しなかったのですが、明日の雨はどうでしょうか?
ドウダンは、半分くらいが落葉しました。
庭の風情は、紅葉から”枯野見(かれのみ”)の風情に変わりつつあります。楽しませてくれた紅葉に感謝するひと時です。
そして、まもなく北風の中での冬枯れの庭に季節が変わっていきます。
先日、磐田にある花咲庄の方がご夫婦でいらっしゃいました。ここは100年をこえる4メートルほどのドウダンの自然木が天然記念物となっているところで、お蕎麦がとってもおいしくて、よくお邪魔するところです。いらっしゃった時にはそんな話はなく、ドウダンを傷めるカミキリムシの話になって、はじめて告げられたいへん驚きました。このご夫婦も、ほんとにドウダンをこよなく愛しておられることが、言葉の端はしににじみ出て、あたたかい気持ちにさせていただきました。こういう方と上段の間でドウダンの話ができたことに感謝します。
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福井の齋藤さん、コメントありがとうございました。福井の冬のお寺にはちょくちょく行くのですが、豪雪の中での人間の営みは、自然に対峙するというような傲慢さではなく、小さな人間が自然に生かされているとでもいうようなつつましさとしなやかさを感じます。お寄りくださりありがとうございました。