東京南青山の根津美術館の庭

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 久しぶりに東京根津美術館に行ってkました。展示は、”名画や名器を切り、継ぐ”ということで、王朝時代の襖絵や屏風絵が傷んでしまった時に、その一部を切り取り短冊や掛け軸に作り直し、末永く大切にするという日本人の美意識を探ったもの。部分を切り取るということは、その元の絵全体のエッセンスを切り取るようなところがあり、何か和歌から俳句を生み出すようなその瞬間に焦点のあてた美意識を感じます。掛け軸に表装しなおすために、最も適するであろう切れを組み合わせまさに一点ものとする、それが茶席に飾られたときの主人の心意気がなんとなくわかるような気がします。
 さて、根津美術館は庭が素敵なので疲れた眼を休めに散策しました。山奥の森をイメージして作られているので、植栽された樹種は長楽寺と似ています。しかし、こちらは、うっそうとした森。(といっても、高木は落葉樹、中木に常緑樹、低木は両方、というようにしているので、夏は森、冬は里山といった風情になるでしょう。ヤブツバキを中木に仕立てるには、どうしても頭を落としてしまうことになるので、どのような枝振りにするのか?とか、ドウダンを仕立てるのはどういう形か?などおおいに参考しさせてもらいました。また、地面ノコケなど、掃除のバランスも参考になります。
・・・庭を楽しむというよりはチェックのようになってしまいました。

帰ってきたら、キンモクセイが強烈な香を上段の間に届けてくれていました。
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 新幹線に乗るために浜松駅に行ったら、一人の中年男性が「子供たちに平和な未来を残すために」というA5サイズのチラシを手渡していました。もらうまではちょっと不審だったのですが、歩きだして読みはじめたら、集団的自衛権への危惧と反対の表明でした。もどって、握手をしてきました。




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