ヒガンバナ咲きはじめました

ヒガンバナ咲きはじめました

ヒガンバナ咲きはじめました

 ヒガンバナは面白い。何もなかったような地面から、ある日、にょっきりと顔を出したかと思ったら、仏像の飾りやかんざし飾りのような真っ赤な花が咲く。無から有?
 小さい頃には、お墓に満開になることから死人花(しびとばな)で知っていました。真っ赤な色と飾り物のような繊細なつくりに感じ手折ってかんざしとして遊んだことを記憶しています。中学の頃には、なぜか芥川の「藪の中」の背景に真っ赤なヒガンバナを感じてしまいました。あの女性のしたたかさ・心もちにそんなイメージを持ったのか、最初に読んだのがちょうど花の時期でむせかえるような強烈な印象を小説とともに刻んだのかもしれません。曼珠沙華が梵語であることを知ったのはつい最近。世の中知らないことのほうが多いとつい納得してしまいます。
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 秋の気候になって、お庭を訪れる方もすこしずつ増えてきました。


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