ハンガリーの民族音楽・・・差音


 昨日、楽器博物館でハンガリーの民族音楽のレクチャーがありました。
ハンガリーの民族音楽に使われるリコーダーと同様の笛があります。この演奏に際しては、笛に息を吹き込んで音を出すと同時に、のどを使って声を出し(のど声)て演奏します。そうすると、笛の澄んだ音とのど声が合わさることで、その差音が発生し、新しい音が聞こえるようになります。これによって、音量を増すとともに複雑な音を奏でることができます。・・・ちょっと聞くと、尺八の演奏のような息音のようにも思えます。
 現在の楽器のように洗練された音でないところが、なんともいえずいいものです。
差音ということについては、今回はじめて知りました。ミとソの音を同時にならすと、振動数の差の音(この場合はド)が聴こえるというものです。・・・2つの音の振動数がずれていくと、うなりとして聞こえますが。どちらも同じ現象です。


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